阿波くん放浪記 | ナノ

[ 阿波くん放浪記 ]


阿波くんって?

■2011/6/08

「最上、俺と伏木蔵と一緒に山に行かないか?」
「行きませんかー?」
「その心は」
「「某組頭が遊びに来るからお菓子の材料集めに!」」
「なるほど。いいよ、丁度暇だったしね」
「わーい」
「良かったなぁ伏木蔵」
「でも伏木蔵は危なくないかな?お菓子の材料ってことは…あれだろう?」
「あーそれもそうだな…よし、伏木蔵留守番!」
「えー」
「色々持って帰ってくるから、そうむくれるな。な?」
「はーい」



「…で、結局この面子なわけね」
「大地が暇そうでよかったわー。最上と二人じゃ囮がおらん」
「囮?吉野くん今囮って言った?」
「お菓子といえば蜂蜜、蜂蜜といえば熊五郎親分だべ。おと…大地が引き付けてる間に俺と吉野で採取すっがらな」
「あれ?最上くん今囮って言いかけた?」
「ほんで後は大地が蜂と熊五郎親分を引き付けて逃げて、わいと最上が木の実諸々を摘んで帰還、と」
「なんか理不尽!」



- - - -
ある日の狩りチーム(´q`*)
ちなみに阿波は某組頭に友好的。勉強になるし、面白いし、なんか七尾んとこの子達が懐いてるし、それを邪険にしないし。






×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -