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家の中でコーヒーを飲みながら、掃除をしてお茶の準備をして、これでいい。と笑う。今日はティファが家に遊びに来る日なので、綺麗にしておかないと、ちょうどよく家のインターホンが鳴って、扉をゆっくりと開けば綺麗な黒髪がなびいていた。にっこりと笑顔で彼女を迎えると彼女もまたにっこりと笑ってくれた。

「おじゃまします、ケーキ買ってきたの」

「本当?ありがとうっ」

ケーキの箱を手渡され、二人で食べようと箱を開けると私の好きなチーズケーキが二つ入っていた。すごく美味しそうだ、お皿を二つ出してケーキを乗せれば紅茶と一緒にテーブルに持っていく。

「私チーズケーキ好きなんだ」

「そうなの?私も好きなのよね」

好きな食べ物が一緒なのは嬉しいことだ。

「最近お店が忙しくて少し疲れてるの」

「確か、二人小さい子がいたよね」

「うん、マリンとデンゼル。」

二人の子供の世話もしているから大変か、あのお店結構人気あるから込む時はすごく忙しいだろうな。ティファも若いのに全然遊べてないだろうし、休みもあんまりない。と聞いたことがある、ふと自分の中に浮かんだ考えを口に出そうとしてでももう少し考える。

「ねえティファ、私セブンスヘブンで働こうか?」

目を見開いたティファは目を輝かせながら私の手を掴むと、うんうん、と頷いて嬉しそうに笑った。その行動に私も笑顔になる。良かった、喜んでもらえて。

「ありがとう!!!いっぱいお給料出すから!」

「普通でいいよ」

「ダメよ!でもNO NAMEも仕事あるよね、大丈夫?」

「うん、ちょうどいいからあのお店辞めようかなあ、って」

レナもいて楽しいけれど、時間帯が夜だし、最近よく酔った男の人に絡まれて迷惑していたから。レナとは連絡はいつでもとれるし、会おうと思ったらいつでも会えるから、大丈夫だと思う。

「それにマリンちゃんとデンゼル君?とも話してみたいしね」

「二人ともきっと喜ぶわ!!」









   

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