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「なんでさーせっかくパーティー招待されたのに店番しなくちゃいけないんですか」

「まぁまぁ俺と一緒にサンタ服で頑張ろう」

みっちゃんの纏う赤いサンタの服に顔を歪めながらも差し出してくるサンタ服を拒否して、受付に座る、すると店に入ってきた見知った友達の姿に声を上げた。どうやらクリスマスパーティーはこの店でやるようで、それなら自分も参加できるとはしゃいでいたが、春の目線に気づくと小さく笑う

「お前は参加すんな」

「ハル君!NO NAMEちゃんは私が招待したんですっ!!」

「そうだよー、ひどいなーまったく」

春は舌打ちするとソファに座り込む、そしてまたぞろぞろと入ってきた四人の知らない人たちに目を丸くすると、目が合う。それと同時にすぐに距離を縮められると、瞳をキラキラと輝かせて口を開いた二人の男子。あれ、どっかでみたような。

「文化祭の美少女ちゃんだ!!なに?!この店でバイトでもしてんの?!」

「いや・・・ただの手伝いだよ。えーと・・・」

名前は通称マーボ、トミオ、ジョージ君と・・・、金髪の人の名前を聞こうと目線を合わせると、なんだか不可解な目線を送られていることに気づく。

「貴方の名前は?」

「・・・覚えてないのかよ、お前吉田NO NAMEだろ」

「・・・ええと、そうだけど。ごめん、覚えてない」

どっかであったっけ。文化祭以外で・・・えーと、金髪の子なんて山ほどいたからなあ。

「・・・・・・山口賢二」

そこでひらめく。海明学院の初等部にいたころに、よくハルをいじめてた人だ!ヤマケン!思わず笑うと、ヤマケンは不愉快そうに顔をしかめる。

「相変わらずよくにてんな、春に。」

「うるさい、しょうがないじゃん。」










懐かしい友

   

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