5/5




「ハル!いい加減に離して!!」

「あ、わりい・・・シズク、くそなんで優山が・・・」

優山の姿を見た。でもすこし違和感があった。

肩幅はなんだか小さかったし、髪はもっと長かったし。それに・・・

見覚えの、ある顔だったような、気がして

「何言ってるの、優山さんじゃなかったでしょ」

「・・・え?」

「女の人だったでしょう」

ドクン、と心臓がはねた気がした

蘇る、記憶と、あいつの・・・顔。

それは優山ではない、俺の、俺の・・・












嘘だと願って

   

[しおりを挟む]


「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -