2/3 「引越し完了!!スッキリしたあ」 完璧に片付いた部屋、マンション生活は初めてなので騒がないようにしなきゃ。 散歩でもしようかと、扉を開けて、サンダルを履いてマンションの階段を下る。そして広がった町の景色に、微笑みを浮かべてゆっくりと歩き出す。やっぱり買い物でもしようかと街へと足をすすめる、この辺には私の好きなブランドあるかなー・・・ 「あ、すいません」 ぶつかりあった肩、ツインテールの髪が横で揺れた 「いえ・・・こちらこそすいません」 「あれ?あ・・・春の彼女だ!!」 「えっ」 「貴方はあの時の・・・」 彼女をカフェへ連れ込んで、にこりと笑ってみせる。すこし驚いだような顔をした彼女だったが、すぐに冷静な顔に戻ったが、すこし顔が赤い 「あの・・・私はハルの彼女ではなくて」 「そうなの?!そっかあ、残念だなあ」 でもあきらかに春はこの子のことが好きだしなあ、くっついてほしいけど、人の気持ちは無視できないからな 「あの・・・貴方は・・・」 「あ、私は春の双子の姉の吉田NO NAMEです。よろしくね、」 「ふ、双子!?」 納得したような顔をして、私を見つめる。 「貴方の名前は?」 「水谷雫です、よろしくお願いします」 「同じ歳なんだからそんなに堅苦しくしないで!」 彼女は水谷雫さん [しおりを挟む] |