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「支葵、よかったの・・・?」

莉磨の問に答えない千里の目線の先には少し茶色がかかった髪をなびかせる、玖蘭の双子の片割れ。それを眺めながら、千里は瞳を細めた

「追いかけたら?」

「いいよ、それより一条さんを」

「支葵!」

莉磨の大きな声に千里が目を見開くと、莉磨は顔を歪めて千里を見上げた、そんな莉磨に千里は小さく笑うと、歩みだした。

「大丈夫、僕はもう人形じゃないから」
















自我が這い上がる

   

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