3/3 「君を一人で行かせたから零にすごく怒られたよ・・・」 「・・・そうだと思います」 だから零に会わないように理事長室までやってきた。傷口はもう完全にふさがっていて、なんでこんなすぐに塞がったのか充分、理解している。 「それでね、君に客人が来ているんだよ」 「私に・・・?」 疑問に思ったそのとき、後ろから感じた気配にすぐに振り返ると、扉に寄りかかっていた一人の青年。でも彼の持つ武器の気配は、私には毒なもの。つまり、彼はハンター ゆっくりと顔をあげた彼の唇が釣り上がった 「会いに来てやったよ、NO NAME」 「誰・・・、」 「NO NAME、彼は君のお兄さんだよ。彼の名前は鷹宮海斗君だ」 突然の訪問 [しおりを挟む] |