奇跡なんてなまぬるい | ナノ

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「…はあああぁ?????」

あたしの目の前には並盛中と書かれた学校

勘弁してよ。

三歳の夢に16歳の夢が加わっちまったよ。

そうです、出来事は昨日から始まったのだ

なぜかあたしは三歳の夢であった、

“お嬢様”になっていて、

なぜか16歳時のあたしの夢である、

“REBORN!にいきてぇ”の夢が、今

重なりあって、この状況、

なぜか夢が朝になっても覚めなく…

「学校ですよー!」

と言われて、たたき起こされ半端寝ぼけて
ここまできたら、自分が並盛中の制服を
着ていることに気がつく、

そして目の前の学校。


「あたし、16歳なんだけどなぁ……」

並盛中に来れたのは嬉しいので否定しない

でも、16歳!!!なんですケド…。

「ん??」

そういえば、なんか背が縮んだな…

それにあの(自称)ナイスバディが!!!

もしや!ツナ達と同じ年齢にしてくれてる?!

な、わけねーか!

たまたま学校の制服が似てて、名前が同じ
だけだよねぇ!!!

「よっ!はよ!!」

「おはよぅ!!
今日もいい天気だと思わないかい?!」

声をかけられたのでとりあえず、
振り向きながら元気なあいさつをしてみる

が、あたしは後悔した。

「ん?なんだ今日は機嫌がいいのな!」

ニコニコしながら目の前にいる人は、








山本武。












なああぁにいいいい!!!!!!!!


なんだよ“今日もいい天気”って!!!


誰だお前!!一体だれなんだ!!!


「は、はは…」


今は、六月。

私は昨日まで
普通にここで過ごしてたらしいけど、

知るか、そんな記憶ない!

あたしはふつうに家でREBORN!
を読んでいたんだよ!!

こっちで、山本と友達だったのか…

はは、うれpー…!!!!!


なんだかんだで一緒のクラスだと分かり、

教室に行くと。

教室が静まり返った。


「……」

なんだこの空気…

もしかしてあたしいじめられてた?!

うわ!最悪!!!うぎゃああぁー!!!!

「NO NAMEさんが一時間目から来たぞ!」

「す、すげぇ!!!」

「……は、はは。」

どんだけ遅刻魔で、
めんどくさがりだったんだ!!!

「おはようNO NAMEちゃん!!」

「あんた珍しいわねぇ……」

「お、おはよおおおぉ!!!!!」

目の前にいるのはあの京子ちゃんと花!!

やっべえええぇ!!!興奮するうううぅ!!!!

「一体どうしたのよあんた!!」

「NO NAMEちゃん今日は機嫌がいいね!」

とりあえず笑っとこ、

どんだけあたしって暗かったんだ…!!!






まぁでもこのテンションでいいや。


直すつもりはないぜ。

   

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