追わないから逃げないで | ナノ



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「シンドバットさん、NO NAMEを部屋に閉じ込めてるって本当ですか?!そうなら今すぐ彼女を・・・」

「アリババ君、鎖で縛られた人間は、そう簡単には自由にはなれないんだよ」

「・・・どうゆうことですか、確かに彼女は・・・奴隷でしたが、モルジアナと同じで・・・」

あの時みせたシンドバットさんの顔つきはよく覚えてる。

「厄介なんだよ、その鎖が」







奴隷という鎖から、歪んだ愛の鎖に、体の奥まで錆びつかせた、その鎖は離れることはない。








   

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