08011/2
今日もいい天気だった、ジュダルから宮殿の中で自由にしていいと言われ、
よくジュダルに連れてこられる庭園で一人、空を見上げていた。
王宮の中では、前にジュダルにババァと呼ばれていた美しい皇女と親しくなった。
ジュダルと一緒の時はジュダルが嫌がるけれど、ジュダルがいない時にはよく話し相手になってくれる。
自分はお姫様と話すような身分ではないと何度も言っているけれど、姫様はそんなこと気にしない様子だった。
美しい花々達が咲き誇る中、瞳を閉じて花々が生い茂る中に身体を倒す。
手足には銀色の枷と鎖がついていない、自由に歩くことを許された足
「…、」
そしてゆっくりと眠りに落ちる
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