如月の華 | ナノ



良いクリスマスを
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「あれ?NO NAMEも帰るの?」

「そうだよ、ロンとハリーは帰らないの?」

それにロンは苦笑いして頷くとハリーも同じように頷く。

ハーマイオニーにはもうお別れは言った。手紙を書くようにも言われたし。

兄が来るのを待つために、ロンとハリーがしていたチェスを見ることにした。

「NO NAMEはチェスできないの?」

「知ってるけど、弱すぎてやる気になれないの」

「へぇ、じゃあ今度僕とやろうよ!」

「だから負けちゃうって、つまらないよ私が相手じゃ」

そう言って笑っていると、肩をポンポンと叩かれた。

ランディだった、ランは私の荷物を持つ。

「行くぞ」

「うん、それじゃあ二人とも良いクリスマスを!」

「NO NAMEこそ」

「楽しんできてね」

二人にほほえみ返すと、ランとルーズが歩く後を追った。

列車に乗り込むと、コンパートメントの中で教科書を開く。

「なに勉強?偉いじゃん」

ランがのぞき込んできたので、口を開く。

「宿題早く終わらせたいからだよ」

楽しいクリスマスにまで宿題に追われたくない。

計画的にいきたいからだ。




   

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