悪戯の訳 2/4 「やぁNO NAME、試験の調子はどうだった?」 談話室でソファに座りながら、本をめくっているとその両側に双子が座る 「普通、かな」 「なんだそれ、NO NAMEは頭いいって聞いたけど」 「いやいや、普通」 なんでみんなそう思うかな、そうやってハードル上げられるとバカだと気づかれた時に苦しすぎるんですが 「ま、俺たちに比べたらいいだろうな」 フレッドが頷くと、ジョージも同じく頷いた。 そういえば、とジョージが切り出すと、二人の顔が近づいてきて、唇が小さく開かれる 「お前、マルフォイ叩いたんだろ?」 思わず吹き出しそうになったのをこらえて、微妙そうな顔つきでいると二人は笑顔を浮かべる 「「やるじゃねーか」」 くしゃりと頭を撫でた双子はそう言って笑う。ジョージもフレッドも嬉しそうに、笑うもんだから、なんでだろうと考えてしまう。 「・・・まあ、あの時は勝手に手が、うん」 「ムカつくやつはそんぐらいしていい」 「俺たちもしっかし仕返ししてやったからな!!でも・・・一番効いたのはやっぱりあの監督生様のおかげだな」 「え?監督生?・・・どうゆうこと?」 それには二人は答えてくれなかったが、なんでここで監督性の話がでてくるのだろうか ランも監督生だろうけど、この話には関係がないはず。 ・・・ま、いいか そして無事試験は終わった。 [しおりを挟む] |