如月の華 | ナノ



10返しとはなんでしょう
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「マルフォイ、大丈夫?」

「大丈夫だ、」

廊下を歩くマルフォイと男たち二人、その前に立ちはだかった一人の青年。

「やあ」

ハッフルパフのネクタイをして、監督生のバッチをつけたランデイ・フェアリーの姿だった

ランデイーはにっこりと笑う

「なんだよ」

「上級生に対してその態度はよくないぞ」

ははは、と笑いながらそう言ったランデイーにマルフォイは警戒心を緩めなかった

はぁーと息を吐いたランディは瞳を細くすると、さっきとは比べ物にならない低い声が発せられる

「お前達、うちの妹を殴ってくれたんだってね、いい度胸だな」

ぐっと近づいたランディーの顔に、マルフォイもその後ろの男二人も、息を詰まらせた

「お、俺は関係ない!!!」

その空気に耐えきれなっくなったのか男の一人は逃げだしてしまい、もう一人とマルフォイもあとを追って走り去っていった。

「まったく、さすがスリザリン生だよな、セドリック」

廊下の曲がり角から姿を現したセドリックは笑顔を浮かべてランディーに近づいた

「なんでルーズに言わなかった?」

「ルーズはことを大事にしやすそうだったから」

「いえてるな…」


二人は顔を見合って笑顔を浮かべると、そのままハッフルパフ寮へと戻っていった

   

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