如月の華 | ナノ



悪戯する理由ができたよ
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「NO NAMEは大丈夫って言ってたけど…絶対大丈夫じゃないよな…」

「う、うん…でもあの後すぐどこかに行っちゃったし…」

ネビルとロンは寮の談話室の端っこで二人で顔を曇らせていた。

もちろん二人はNO NAMEの傷の心配をしていたのだが、問題はそれだけではなかった

「…きっとあの二人に見つかったら…」

「「俺たちを呼んだか?」」

フレッドとジョージの顔がにょきっと飛び出せば、ロンとネビルは声にならない叫びをあげる。

更に曇った二人の顔を見て、双子の二人は顔を傾けて笑う。

「別に…読んでなんか」

「今話したほうがいいぞ」

「そうだ、別に怒らないからさ」

ロンとネビルは顔を見合わせると口を開く。

語りだしたその話に双子の二人は顔を見合わせてニコリと笑った。

「さすがはNO NAMEだぜ!!」

「やってくれるな!!!でも…いくらなんでもNO NAMEは女の子だからな」

「ああ、お前たちに言いたいことはたくさんあるけど、今は許してやるよ」

「許せないのは、マルフォイ達だな…」

フレッドとジョージはにこやかな笑みを浮かべて、談話室を後にした。






 

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