如月の華 | ナノ



赤い勇気あるものへようこそ
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列車はホグワーツで止まると、

それからボートでホグワーツに向かった。

ホグワーツへと着くと、

マクゴナガル先生という、気品がある女の人に大きな扉まで案内されると。

大きな扉が開いた。


「!」


そこには四つの長いテーブルが並んでいる。

そこには先輩達がずらっと座っていて、

私たちをまじまじと見ている。


「さて、いよいよ組み分けだな。」

そう隣の男の子達が小さな声で話していると、

ふいに名前を呼ばれた子が立ち上がって、

古びた帽子のあるところへと向かった。


あの帽子、かぶるの…?


「ハッフルパフ!」

「!」

しゃ、しゃべった…。

あの帽子が組み分けをするんだ。

変わってる……


それからハーマイオニーが呼ばれて、

「グリフィンドール!」

するとハーマイオニーは嬉しそうに立ち上がって、グリフィンドールのテーブルに駆けていった。

良かった、ハーマイオニー。

「NO NAME・フェアリー」

「!」

自分の名前だ、

いや、これ私の名前じゃなかったりして。

同姓同名いたりして!!!


いや、私だよね…。


おそるおそる、椅子に座ると、

かぽっと帽子をかぶされる。



「ほー。」

一言帽子は呟いて、何も言わなくなった。

えェ、なに悩んでるのさ。

き、気になる。

途中でハッフルパフにいる兄達を見つけると、

フっと笑われた。

むかつくなぁ。

ま、どうせハッフルパフだろうけ「グリフィンドール!!!」

「は?」

「どうしました?」

「い、いえ。」

横でマクゴナガル先生に不審な目で見られたが、

とりあえずハーマイオニーのいるグリフィンドールーへ行くと、みんなに笑顔で迎え入れられた。

「やったわね!NO NAME!!」

「う、うんっ。」

どうして私だけグリフィンドール…?

次々に組み分けされていく生徒達と、歓声の中で聞こえた声。



”そんな、嘘だろ!”



って、誰かが言ったような気がした。








 

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