こうして僕らは傷つけ合う | ナノ
01022/4
「…このっ!!!GHQめ!!!!!」
黒い服を身にまとった、葬儀社のメンバー。
銃を構えた男は高くなった声でNO NAMEを睨んだ、その目線うろたえることなくNO NAMEはまた一歩前に進んだ。
震えている、男の指先が銃の引き金をひいた。
弾丸がNO NAMEの頬をかすって通り抜ける、音も無く頬を伝わってこぼれ落ちた血は地面を赤く染め始める
NO NAMEは腰に下げていた緑色に光を放つ刀を抜くと、男へと向けた
「私を恨めばいいんだよ、全て…私に」
そのまま刀を男の胸に突き刺せば、赤い華がさく
溢れ出る華の蜜が地面へこぼれ落ちていく、ゆっくりと瞳を閉じていく男、光をなくしていく瞳の光
心にあったものが抜け落ちていくような感覚、まただ。
どうしてこんなに苦しい
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