こうして僕らは傷つけ合う | ナノ

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「…このっ!!!GHQめ!!!!!」

黒い服を身にまとった、葬儀社のメンバー。

銃を構えた男は高くなった声でNO NAMEを睨んだ、その目線うろたえることなくNO NAMEはまた一歩前に進んだ。

震えている、男の指先が銃の引き金をひいた。

弾丸がNO NAMEの頬をかすって通り抜ける、音も無く頬を伝わってこぼれ落ちた血は地面を赤く染め始める

NO NAMEは腰に下げていた緑色に光を放つ刀を抜くと、男へと向けた

「私を恨めばいいんだよ、全て…私に」

そのまま刀を男の胸に突き刺せば、赤い華がさく

溢れ出る華の蜜が地面へこぼれ落ちていく、ゆっくりと瞳を閉じていく男、光をなくしていく瞳の光


心にあったものが抜け落ちていくような感覚、まただ。


どうしてこんなに苦しい

 

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