strawberry | ナノ
03012/2
「私は純日本人ですー!!!!」
「うるさい」
チャキ、
クラウドは背中の大きな大剣を抜くと、私の前に突き出し、私を見る。
「クラスはなんだ、どうしてここにいる」
「…え…っと…」
クラウドの冷たい目線。
青い瞳に見つめられただけで、目がそらせなくなる。
でも、今は、冷たい。
「NO NAME」
「ティファ…」
ティファに見つめられる、
今、本当のことをいって、信じてもらえるの?
この青い瞳は、何よりのソルジャーの印なのに?
でも
でも、でも、でも!!!
「私はっ…ソルジャーじゃないよ!」
「……!」
信じてもらえなくても、
疑われても、
私は、私。
ソルジャーじゃない。
その一言だけ、信じてもらえばいい。
「…クラウド、NO NAMEはきっとソルジャーじゃないよ」
「ティファ…信じてくれるの?」
ティファは笑うと、頷いた。
「信じる、って言ったでしょ?」
「あ、りがと…う…ぅ!!!」
ティファの優しさが嬉しい、
ありがとう…ティファ…
「……」
クラウドは無言で、大検を下ろすと地下に降りていく、
信じて、もらえたのかな…
「きっと大丈夫よ、NO NAME」
「う、ん…」
クラウドは…
私には心を開いてくれないのかな、
これから始まる戦いの中で…
役に、立ちたいのに
→
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