strawberry | ナノ

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「あの化け物は俺たちが片付ける、ティファ!エアリスとNO NAMEを安全な場所へ!」

「分かったわ!」

ティファは私とエアリスを連れて、

安全な場所へと行く。

「よし、ここなら被害はなさそうね…。」

「ティファ、あの…これとってぇぇ」

ティファに手の枷を見せると、

ティファはすぐさまカチャカチャと鍵穴をいじくるが、
取れない。

「うーん…外れないわねぇ…。」

「後でクラウドに大剣で壊してもらったらどうかしら」

「大剣!?」

私の手に向かってあの剣を振り落とすの?!

ムリ!死ぬ!ヤダヤダ

「それよりNO NAME、ひどいことされなかった?あのタークスに…」

「あ、大丈夫だよレノはなんか良い人だったわ」

「そう…良かった。」

心配そうなエアリスに笑いかけると、

安心したように微笑んだエアリス。

そして大きな音が響いて、

クラウド達を見てみると、無事に戦闘に勝ったらしい。

「さぁ二人を助け出したらもうこのビルに用はない!さっさと出ちまおうぜ!」

「五人で行動していたら目立つ、二手に別れよう。」

新しい仲間レッド13がそう言って、

別れた二人組設定。

クラウド       ティファ
レッド13       バレット
NO NAME        エアリス


「えぇクラウド一緒ー?!」

「文句言わないの!」

「行くぞ!」

クラウドとレッド13と一緒にエレベーターへ向かう。

だが、横でフサフサした生き物がいるんだ。

が、我慢できるかーッ!!!!

「あの、レッド13!!」

「なんだ、」

「触らせて」

「…」

返事も聞かずに、レッド13に抱きつくと、

モフモフした毛が柔らかかった。

「おい、NO NAME急ぐぞ」

「わかってるって」

クラウドと目が合うと、

なんだか瞳を細められた。

な、なんすか…。

そこし急ぎでエレベーターに向かって、

エレベーターに乗り込むと、

一安心。

「良かった、これでこのビルからぬけられる…」

と思った矢先、エレベーターの扉が開いた。

「タークス……罠か、」

入ってきたのは、レノと同じ真っ黒いスーツの、

おお、ルードさんじゃありませぬか。

いいね、そのサングラス。

好きだよ

結局牢獄の中に、

「てか、てかなんでクラウドとなのーー?!」

おいおい、やだよこんなチョコボ。

「エアリスー!ティファー!君たちと甘い夜を過ごしたいよー!!」

「何言ってんだ、お前は。」

目の前で壁にもたれて、ため息をついているクラウド。

「なんだそのため息は!何様じゃあァ!!!」

「誰かさんが人質にとられなければ……」

「うっさい!どうせエアリス助けに行くついでに「ふん、助けてやろう」みたいな感じだったんでしょうーが!コンニャロウ」

それに黙ったクラウド、

ええ、まじかよ。

NO NAMEちゃん悲しいじゃん!涙出てきちゃうよ!!!


ふと、クラウドが顔を上げてこちらを見た。

「違う………俺はお前のことを一番に」

「は?聞こえねーよ!んだ、あァ???」

「…ッチ、やっぱりお前は助けない方が良かった。」

「やっぱりな!マジひどいんですけどー?!」

「こーら、喧嘩しないのー」

ふと聞こえたエアリスの声、

声が聞こえたほうに耳をあてて、

エアリス!と読んでみると、笑い声が聞こえてきた。

「良かった、無事だった」

「NO NAME、喧嘩はダメよ」

「……だってぇ」

「エアリス、NO NAME?無事?」

そしてティファの声も反対から聞こえてきた。

「ティファ!」

「良かった…、二人とも無事みたいね」

良かった、ティファと同室のバレットとレッド13も無事だよね。

「ねぇエアリス、約束の地って本当にあるの?」

約束の地…なんだっけ…、

「わからない…私、知ってるのは」

「【セトラの民、星より生まれ、星を語り、星を開く。
セトラの民約束の地へ帰る。至上の幸福、星が与えし定めの地】」

「…NO NAME?」

クラウドのびっくりした顔が目に入る。

慌てて口をふさいだ。

しまった、なんか覚えてたからつい口に出しちゃったよ…。

「なんで知ってるの?!まさか…NO NAMEも星の声が聞こえるの?」

「え、えーっと……うぅーん…なんとなく知ってたっていうか、星の声は聞こえないよ…」

「そう…、」

エアリスの残念そうな声が聞こえた。

いや、本当にすいません

僕一般人なもので。











     

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