strawberry | ナノ

0701
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「エアリース!」
ティファを追ったエアリスを追って三千里。なんちて

「ここは…」
クラウドはさっきまでのふいんきの違いに気づいたのか、建物を見回している。

周りの建物が変わってきた、
怪しい店やら建物がたくさんある…

もしやここは…[South]??

いっやあいかわらず怪しいなァ…

するとエアリスを発見。
エアリスは険しそうな顔で

「ここ、いろんな意味で怖いところよ、とくに女の子にはね…早くティファさん探しましょ!!」

クラウドはエアリスの言ったことを聞くと、ちらっとNO NAMEを見た。

「…なんすか」

「…いや、あまり離れるなよ」

「おっけー!」

「それ、なんかウザイ…」

クラウドは無視して、怪しげなところを歩き回ってティファを探す。

いや、どこにいるかなんて分かってるんだけども…

教えられないしね

しばらく歩くと目の前に"蜜蜂の館"という店が見えた。

「…うぇ」
そこには「女女」の文字がある。
この店はあの店じゃないかぁ!

「クラウド、聞いてみたら?」
エアリスの言葉にクラウドは頷くと店の前にいた男に話しかけた。

「ティファという子を知らないか」

「おっ、あなた、聞く耳はやいねぇ、ティファちゃんはムチムチの新人だよ、でも残念です、ティファちゃんは面接中。」

面接?とクラウドが聞くと、男はにやっと笑った。

「蜜蜂の館のならわしでねぇ新人の子はドン・コルテオの屋敷に連れて行かれるんだ」

NO NAMEとエアリスは顔を合わせると、二人で顔をしかめる。

ティファ、無事だよね

無事なはず……

「ドン・コルテオは有名な貴族、そろそろ身を固めるっつうんで。お嫁さん探しに熱心でねぇ。」

クラウドも微妙な顔でこちらを向くと、口を開いた。

「ドン・コルテオの屋敷に行くぞ」

NO NAMEとエアリスはうなずいた。

「でもどこにあるの?」

「あ、さっき大きな屋敷をみたよ、多分そう!」

ゲームでいったんで覚えてますよ…

三人で屋敷まで行くと、男が立っていた。

「ここはウォールマーケットの大物、ドン・コルテオ様のお屋敷だ。」

「ここに…「いいか、ドンは男には興味がないんだ。さっさとどっかに行ってくれ」

クラウドの言葉を遮って男はキッパリ答えた。

「ちょっと話を聞いて!」

NO NAMEは男にそう言うと、男はエアリストNO NAMEに気づき、じいっっと見つめた。

「ああっ、よく見たら綺麗なおねえちゃんと可愛い子も一緒!ね、どう?うちのドンと楽しいひとときすごしてみない?」

「げ…」

エアリスは少し考えて、クラウドをひぱっると小さな声で、話し出した。

「ここがドン・コルテオの屋敷みたい、私、行ってくるね。ティファさんにあなたのこと話してきてあげる」

「エアリス一人で!?なら私も!!」
エアリスについていこうとするNO NAMEの腕を掴むとクラウドは叫んだ。

「ダメだ!!」

「どうして?」

「ここはその、わかるだろ……」

クラウドは眉をしかめると顔をそらした。

「じゃあどうする?あなたもはいる?」

「俺は男だからな、無理やり入ったら騒ぎになってしまう」

エアリスは、うーん…と考え出していまう、クラウドも困ったように話し出す

「かと言ってエアリスとNO NAMEにいかせるわけにも…」

「はぁ…どうするの?」

するとエアリスはくすくすと笑い出した。

「何がおかしい?」

「クラウド。あなた女の子に変装しなさい。それしかない、うん。」






「ぶっ」

「こら、NO NAME!」

さっそく女装するためにクラウドを服屋に連れ込んで着替えさせれば、

いやぁまぁ…

綺麗なクラウドちゃんが出てきた出てきたー

ほんとだよ。髪はカツラだけど似合ってるし。

ドレスもごっつい体を隠すのにちょうどいい感じだし。

「いや。綺麗だよクラウドちゃん。」

「ふざけるな!」

「こら、クラウド!暴れないで!」

エアリスの言葉に動きを止めるクラウドに苦笑すると、エアリスは私をみた。

「NO NAMEはどんなドレスがいい?」

「は??」

「私はねこの赤いドレス!着替えてくる!」

えーおい、エアリスちゃーん!

「どう?似合ってる?」

「か、か、可愛いっ!」

出てきたエアリスじゃそりゃもう綺麗で可愛くて、赤いドレスがよく映えている。

「じゃ、NO NAMEはこれで。」

「え?ちょ、エアリース?!」

エアリスにドレスを持たされ、試着室に放り込まれた。

「私はこのままでいいー!」

「いいから!着なさい!」

「…はい」

しかたなくドレスを見ると、それは純白の可愛らしいデザインのドレス。
長すぎず、ほんとに可愛らしい

「…こんなの絶対似合わない」

愚痴愚痴言ってたら怒られるので仕方なくドレスに袖を通した。

「NO NAME、もういい?」

「…う、ん……」

元気のなさそうな返事が帰ってきたら、エアリスはガラッ、っとカーテンを開けた。

「うぅ…恥ずかしい」

「可愛いわッ!!!すごく似合ってる!!!」

「嘘だーッ!!!」

絶対嘘だ…
こんな格好で可愛いエアリスの横を歩きたくない…

いろいろ考えてると、こっちを見ているクラウドと目があった。

「……」

「……」

クラウドは何も言わない、ずっとこっちを見ているだけ……

「ぬわああぁッ!!やだーッ!!!!」

「大丈夫よ!さ!行きましょ!!」

「いーーーやーーーー!!!」

エアリスに強制的にひっぱられて屋敷に向かう。

屋敷まで行って男に話しかけると、驚いたような顔つきで話しかけてきた。

「おおッ!これまた友達もカワイコちゃん!ささ!中へ中へ!」

男は扉をノックすると

「三名様〜お入り〜!」

と、何も気づかれないで入ることができた。

やっぱりクラウドちゃんは綺麗だからね…!

なかに入ると受付らしき男に話しかけられる。

「今ドンに知らせてくるからさ、ここで待ってておくれよ、ウロチョロしないでな!」

そう言って受付の男は奥に入っていった。

「さ、ティファさん探しましょ」

エアリスの一言に頷くとあらゆる部屋を回る。

「(子分)(大盛り)とか気持ちワル…」

なんのこっちゃいみたいな部屋がたくさんある。

あぁ…キモイ

「ここは?」

見つけたのはお仕置き部屋。

いかにも怪しそうだ…

「行ってみるか」

階段を降りると、部屋は薄暗かった。

部屋の奥に人影が見えて、近づくとよく知った黒髪の綺麗なティファを見つけた。

「ティファーッ!!」
NO NAMEが叫んでティファに抱きつくとクラウドは目を見開いて、眉をしかめながら背を向けた。

「NO NAME?!どうしてここに?!無事だったの?!」

「うん…」

「ティファ、さん…?はじめまして、私エアリス」

エアリスはそう言って笑うとティファも微笑んでエアリスに近づく。

「貴方は、公園にいた…」

「そうよ、でも安心して、NO NAMEとクラウドの関係を壊すような者じゃないから」

「えぇ何いっちゃってるのさエアリス!」

「あぁ…それなら私も同じようなものよ」

「ちょ、ティファさーん?!クラウドも何か言ってよ!」

「クラウド…?」

ティファは女装したクラウドを見て不思議そうな顔をしている。

仕方なさそうにクラウドはティファの前に行くと、ティファは飛び上がった。

「クラウド?!ここで何をしているの?!その格好は?!身体は大丈夫なの?!」

「そんなにいっぺんに質問するな」

NO NAMEが今にも吹き出しそうな顔でクラウドを見ている。
それに気がついたクラウドはイラついた顔で静かに話し出した。

「この、格好は…ここに入るため、仕方なかった。」

「……ぶ」

「………身体は、大丈夫だ。エアリスに助けてもらった。」

「そうなの。エアリスさんが…どうもこの二人がお世話になりました!!!」

ティファは申し訳なさそうに頭を下げる。

どうゆうことやねん!

「ティファ、説明してくれ、どうしてこんな所にいる」

「え、ええ…」

「オホン!わたし、耳塞いでるわね!」

エアリスはそう言うと少し離れる。

「五番魔恍炉から戻ったら怪しい男がうろついてたのよ、その男をバレットが捕まえて話を聞いたの」

「その話からドンがでてきたのか」

「バレットはドン・コルテオは小悪党だからやめとけ、っていうんだけど…」

ほんとにドンは小悪党だよ…

てか変態…

「なんか気になって仕方ないのよ」

「じゃあコルテオ自信から話をきこうとしたんだね」

NO NAMEの言ったことにティファは頷く。

「それで、なんとかここまで来んだけど…ちょっと困ってるの」

「なんだ」

「コルテオは自分のお嫁さんを探してるらしいんだけど、毎日三人の女の子の中から選んで……あの…………とにかくその一人に選ばれないと今夜はアウトなのよ!」

「うげぇ…コルテオ…キモチワル…」

「あの、聞こえちゃったんだけど…女の子三人そろえばいいんでしょ?」

「そうだけど…」

エアリスはにっ、っと笑うと

「ここに三人いるわよ」

エアリスはティファとNO NAMEを見た。


     

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