strawberry | ナノ

0501
1/1


あの…赤い髪の毛は…

光るゴーグルは…

レノーッ!!!!

「うひゃぁっ!!かっこいぃ…」
「かっこいい…?」

クラウドは自然とNO NAMEの目線の先の青年をガン見した。

「誰だ…あいつは」

「クラウド、構っちゃダメ!」
「ダメだかんね!」
「なんで二回言うんだ!」
エアリスは少し怒ったクラウドに苦笑すると、思い出したように口を開いた。

「そういえばボディーガードも仕事のうちなの?」
始まったぁ!
エアリスのデート1回!
いいねぇ…青春だぜ!

「何でも屋さん、でしょ?」
「……そうだけどな」
「ここから連れ出して、家まで連れてって」
「お引き受けしましょう、だか安くはないな」
「…クラウドのケチ」
ボソッと呟くと目で睨まれる。
ちょっと怖かったから黙っていることにしよう
「じゃあねぇ…デート1回!」

キタ

クラウドは少し考えるとレノのほうに近づいた。
「おい、どこの誰だか知らないが……知らない?」
クラウドの様子がさっきまでと違う、
何か混乱しているみたいで…


そうだ…俺は知っている、その制服は……」
そしてまたクラウドは眉をしかめた。

「おねえちゃん、こいつ、なんだか変だぞ、と」
レノも怪しそうな瞳を向けた。

しょうがないじゃん…記憶が完全じゃないんだから…

すると3人の神羅兵が協会の中にゾロゾロ入ってくる。

「だまれ!神羅のイヌめ!」

「レノさん!やっちまいますか?」
1人の神羅兵がそう言うとレノはクラウドを見つめたまま

「考え中だぞ、と」

「ここで戦ってほしくない!お花、踏まないでほしいの!」
エアリスはそう言って協会の奥に進む。

「出口、奥にあるから」
クラウドは頷くとそれについて行く。

「行くぞNO NAME」
「うぃーす、あ!お花踏んじゃだめだよ!!」
後ろにいるレノ達にそう言うと、エアリスについて行く。

「おわっ…あぶなーい!」

協会の奥は古くて所々床に穴が空いている。

「気をつけて、二人とも」

真ん中に上へと上がる階段がある。
その階段に飛び移って上へと進む。

「いたぞ!あそこだ!」
下を見るとレノ達がもうすぐそこまで来ている。
「エアリス!早く!」
このままじゃエアリスが転んじゃう!

「でも……」

エアリスの目線の先には下が抜けていて渡るにはジャンプするしかない、でも地上とはは

るかに高い位置にいる私達。

ジャンプするのは、怖いよね

「大丈夫!俺が受け止める!」

クラウドは先にジャンプするとそう叫んだ。

「古代種が逃げるぞ!撃て!あ、撃つな!」

「うつなよぉ!!!」

レノの言葉はもう遅かった、神羅兵は発砲してしまった。

「エアリスー!!」

エアリスは球は当たってないが、転んでしまい、下へと落ちてしまった。

「やっちまったかな、と…抵抗するからだぞ、と」

神羅兵の一人が落ちたエアリスの元に向かう。

「助けて!」

「エアリス!」

「私がいく!」

「NO NAME?!」

クラウドの止める声を無視して下へといっきに飛び降りる。

「NO NAME!」

「助けにきたぜ!エアリス!」

エアリスの前に立ち、雷進剣を構えた。

「NO NAME!戦えるの?!」

「弱いけどね!!」

「へ!女に俺が負けるか!」

神羅兵は私に銃を向ける。

発砲されたら終わりだけど、その前に倒せばいいんだぃ!!

「雷裁判!」
すると神羅兵の上から雷が降り注いだ。

「うわぁつ!」

「安心しろ、殺してはいないさ」

「へぇ、結構やる子だな、と」

「NO NAMEすごい!」

「エアリス!早く上へ!」

「行かせるか!」

もう一人の神羅兵が追いかけてきた、私はエアリスを先に行かせて、その神羅兵の前に立った。

「黒こげにされたいの?」

なんか私かっこよくね?

「うおおっ!」

神羅兵はそんな私の言葉を無視して襲いかかる。

「雷の裁き!雷裁判!」

神羅兵はたちまち黒こげに、

はぁっ…よかった

「きゃあっ!」

聞こえたエアリスの悲鳴。

「しまった!もう一人神羅兵が!」

エアリスに近づく神羅兵。

だか上から落ちてきたマルタによってぺちゃんこになった。

「クラウド!」

そういえば、本編ではマルタを落とすんだ!

「ナイスクラウド!」

クラウドを見ると、クラウドも笑った。

「エアリス急いで!」

「分かったわ!」

上に上がって、クラウドとやっと合流、天井の柱を注意しながら渡って協会の屋根にでできた。

「初めてじゃないな?奴らが襲ってきたのは?」

「まぁ…ね…」

「タークスだよ、あいつらは」

「ふ〜ん…」

「タークスは神羅の組織。ソルジャーの人材を見つけ出しスカウトするのが役目だ

人材…か…
ソルジャーって…大変だもんね…

「こんな乱暴なやり方で?まるで人攫いみたい」

「それにウラじゃ汚いことも色々やってる、スパイ殺し…とかな」

「そんか顔してるね」

…神羅も、色々あるんだよ…

「でもどうしてエアリスが狙われてるの?」

エアリスは少し悩んで思いついたように口を開いた。

「わたしソルジャーの素質があるのかも!」

「そうかもな。なりたいのか?」

「えっなりたいの?!」

「どうかなぁ〜でも、あんな奴らに捕まるのはイヤ!」

「あははっ!」

「それじゃあ行くぞ!」



     

[しおりを挟む]


人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -