タイトル名前 ※必須メールホームページURL本文 ※必須 殴り合いの喧嘩はもう数え切れない程したことがある。殴られりゃ痛いし殴っても痛いのは知っていた。 けど、今回程にあちこち痛い事はなかった。 一方的な暴力なのは自分でも承知だけれど、こんなに痛ければお互い様だと思う。 「イテェ‥」 拳も殴った後の彼奴の表情も全部が痛い。 ナルトの悲痛な胸の内を垣間見た時そんな顔をさせるシカマルに腹がたった、何で分かんねぇーんだよナルトは本気なんだよって‥ なのに好きとか分からないとシカマルは言った。そんな感情は下らないと言わんばかりの冷たい瞳に一瞬怯んだのは確かだけど、それよりもナルトの震えた声とか嗚咽を我慢する姿とかのがそれよりも自分の中ではでかくて、感情のままにシカマルを殴っていた。 気は済んだかと問うシカマルにまたかっと血が上るけれど、あの冷たい瞳のまま表情を消したシカマルにもう何も言えなくなった。 「もう分かんねぇー‥」 気持ちなんて人に指図されるもんでもないし、自分の気持ちなんて自分にしか分からないのだ。 ただ、ナルトが泣いてんのは見たくねぇしシカマルがナルト以外と一緒にいることなんか想像つかねぇし、ナルトはシカマルが好きでシカマルもナルトをそれなりに好きだと思ってたんだ。 だから自分は二人が笑ってればいいやって男同士とか関係ねぇって昨日の図書館でのシカマルとテマリを見てそう思った。 好きな奴が好きな奴と一緒にいれれば自分だってなんか胸があったけぇなって‥ ああ、そうか、 好きなんか自分も‥ 「‥つーか、どっちをだよ」 自覚したのはいいけどそれがナルトなんかシカマルなんか自分でも分からなかった。 それとも二人が好きなんか‥ 「あ゛ー‥マジでわっかんねー!!」 ごちゃごちゃ考えんのは苦手なんだっつーの。 二人が一緒が好きでいいじゃねーか、それ以上深く考えんのは止めといた方がいいに決まってる。 今日の自分は感情が不安定になってるからごちゃごちゃすんだ、明日になればこんな気持ちもなかったことになるはずだから。 それでもこれから先、二人が笑い合う姿を浮かべてチクリと胸が痛んだのに気付かないふりして散らばったプリントを集めた。 「おーおー、見事にバッラバラだな」 揃えれば同じなのにもう端が折れたりよれたりしたプリントは綺麗に重なり合わない。 中身は一緒なのに上下逆さまになったプリントはかみ合わない自分達の様でなんだか泣きたくなり、堪える様に指先に力を込めたら整えたプリントがぐしゃっと歪む音がしたけれどお構い無しに力を込めた。 ◇◇◇ うおお‥まさかのキバ視点でキバ→?になっちまったよい(汗) 色んな事が起きすぎだわw そんで続きはエリーにお任せよv← 編集パス ※必須ファイル著作権、肖像権、その他の法律に違反する画像、アダルト画像等のアップロードは禁止です。発見された場合には刑事告訴、著作権者による賠償金請求の可能性もありますので注意して下さい。※アップした人の情報は全て記録されています。編集記事削除