「隊長おはようございます!パンツください!」
朝、俺が目を覚ませば、下着の様な格好で俺の上に馬乗りになる名前がいた。

「おまじないの本に、好きな人とうまくいくには、男性のパンツを懐に入れて持ち歩くのがいいって書いていたんです!好きな人のだとなおいいそうです!」
「だから俺のパンツをくれと?」
「はい!」

そんな笑顔で返事するものなのか。
こんな部下を持つとつらい。
とりあえず制裁を。

「あいたっ!!」
「朝からそんな格好で歩くんじゃねぇ!!!服を着ろ服を!」
「着たらくれるんですか!!」
「なっ、やらねぇよ!!!」
「えーーーー!!!!」

ブーブー言っていて子どもみたいな癖に、体の方はしっかり成長してやがる。
…って何考えてる俺!

「隊長のじゃないとだめなんです!」
「お前…。」

キラキラした目でパンツくれと言われたってな。
もっと他に方法はあるだろうに…。
こんな部下を持つとつらい。

「くれる気になりましたか?」
「パンツに頼らず頑張れよ。」
「まあそれもありですが、純粋に隊長のパンツがほしいのです。」
「それは純粋とは言わねぇぞ。」
「隊長がくれないのならいいです!マルコさんにもらいますから!」
「それは何かだめだ。」

マルコは名前にパンツをあげたらそのまま食っちまいそうな気がする。

「もう隊長は駄目駄目ばっかですね。」
「お前が訳分からんことばっかするからだろうが。」
「パンツは諦めますから好きでいさせてください。」
「…いいぞ。」
それはいいんですか!なんて喚く部下は未だ俺に馬乗り。
とりあえず発育のいい体を隠してほしい。
こんな部下を持つとつらい。
(いろんな意味で。)

















20100226




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