今日は船の揺れもなく、いい夜だ。
というわけでバギー船長の寝込みを襲う作戦を決行した。
船長の寝顔を見るだけで息苦しくなる。
かわいい、と叫びそうになるのを必死で堪える。
布団を捲れば、無防備極まりないバギー船長の体が見える。
そして行動に移るためバギー船長に馬乗りになる。
船長の首筋をベロベロしていたら、気付いたらしく起きてしまった。
なんて残念なんだろう。

「今日という今日はやらせてください。」
「よし殺す。」

バギー船長がぎゃあぎゃあ言っているのも聞かずさっきの続きを行うことにする。

「うわっ!てめえ、俺の上からさっさっと降りろよ!」
私の髪の毛をダイレクトに鷲掴むバギー船長にとんでもないほどの漢を感じます、と言えば平手打ちされる。

「ひどい…女の子の顔をたたくだなんて…!」
「船長の寝込み襲うやつが女だなんて俺は信じねえよ。」
「でも私Eカップもあります。だから女です!」
「外見じゃなくて中身の問題だろ!」

ああもう眠いのにお前のせいで…とぶつぶつ呟くバギー船長。
これだからツンデレって奴は困る。

「船長いい加減私とセックスしてください!!本当はしたいんですよね?でも私との年の差を気にしてて出来ないとかそういうことですよね?俺で今目の前にいる若くてかわいい女の子を満足させられるだろうか…って不安なんですよね?そんな心配は無用です。だって私バギー船長のこと愛してますから。愛で何だってカバーできますから。」
「いい加減にしろ!だいたい俺はまだまだ元気だよ!!!」

お前は正気か!?と驚愕の顔で見てくる。

「バギー船長のこと考えてるだけで私…興奮します…。」
「悪いが俺は小娘には興味ないんだよ。」

ドン引きした、とでも言わんばかりのバギー船長。
私が小娘だなんて信じられない。




「バギー船長はそんなに私のこと嫌いなんですか。」
「…別に嫌いではねえよ。」
「じゃあ好きですか!?」
「はあ…好きでいいよもう。」

呆れたという顔でため息をつくバギー船長にキスをする。

「あーもう、お前ほんとに寝させてくれよ。」
「だめです。続きもまだまだあるんですから。」

困った女だ…と言って私の頭を引き寄せるバギー船長。
作戦は成功したらしい。








0502

「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -