今日エースからとんでもないものをもらった。
「てめえが前言ってたろ。マルコをひぃひぃ言わせたいって。」
だからやるよ、そう言ってとんでもないものを私に渡し、にかっと笑うエース。
前の作戦は失敗したみたいだしな…、と言う。
「なっ、何でこんなの持ってるの!?」
「俺も使うから分けてやっただけだよ。」
さすがエース…。
欲望に忠実な男。
と言ったら頭を燃やされた。
熱い。
「まず睡眠薬で眠らせてから、手足縛って目隠ししたうえで使用しろよ。相手はマルコだ。油断するなよ!」
「わ、分かった!」
エースはマルコに何か恨みでもあるのか、と思ったが私も欲望に忠実な女(仮)なので、ありがたくそれを頂戴することにした。
というわけで私がもらったのは媚薬である。
サービス精神溢れるエースは何と睡眠薬から海楼石の枷、目隠しに最適な布までくれた。
そしてどうしたらマルコを快楽に溺れさせることが出来るか簡単に教えてくれた。
エース曰く男の悦ぶ場所は一緒らしい。
エースの彼女になる人は苦労が耐えないだろう、と少し同情した。
そして私はマルコの部屋にやってきた。
私は物凄くドキドキしながらマルコの部屋のドアを開ける。
お昼にスープに混ぜた睡眠薬が効いているのか分からないが、マルコは自室で寝ているようだった。
「マルコ!」
マルコの耳元で叫んだり、マルコの体を揺さぶったりしたが起きない。
どうやら薬が効いているらしい。
私はゴクリ、と唾を飲み込む。
そしてマルコの手足に海楼石の枷をはめる。
私の心臓は今にも飛び出しそうなほど動いている。
今日こそ私がマルコをひいひい言わすのだ。
エースにも誓ったのだ、やるなら今しかない!
そしてマルコの口に媚薬を注ぐ。
マルコは異常を感じたのか目を覚ます。
「!?何だよいこれは!」
さすがのマルコも視界が暗く、手足の自由が効かないのに驚いたようだった。
「何の悪戯だよい?」
「わわわ、私にあんなえっちなことばっかする罰だよ!」
「何を飲ませた…」
「みみ、水だよ!」
本当に薬が効いているのか不安になった。
私はマルコの乳首をつねる。
ビクン!と体をうねらすマルコ。
どうやら効いているらしい。
普段は情事中は余裕なマルコだ。
滅多にいかないし。一度遅漏だね、と言ったら大変なことになった覚えがある。
この反応は何だかとても新鮮であり、優越感に浸れる。
「てめぇ、後でどうなっあ、う、」
「マルコ…」
はぁはぁと息の荒いマルコの顔が見たくなって目隠しをとる。
案の定涙を瞳に浮かべるマルコがいた。
「お前殺すよい。」
「マルコ、ごめんね!」
私は罪悪感を感じマルコに抱きつく。
私にはマルコを泣かせることなんて出来ない。
「…俺も悪かったよい。お前がそんな風に思ってたなんて知らなかったよい。」
「じゃあもうしない?」
「…ああ。」
私はマルコの海楼石を外す。
マルコは悪かったな、と言って私を抱き締める。
ああ、これが本来の恋人の形よ。
「同意があるうえのセックスならいいだろい。」
耳元でそう囁き、私のそばにあった媚薬を口に含むマルコ。
次の瞬間口のなかに苦い薬の味が広がる。
20100405
逝かせられまくるマルコを書こうとして撃沈
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