「グリムジョー・ジャガージャック、俺の名だ。名前」
空色の名前を知った。
…名前長い!!
はしょっていいかな、いいよね?
「グリムジョージャガージャック、グリムジョーさん、ジャガージャックさん、ジャガーさん、ジャックさん、グリムさん、グリさん、グリちゃ」
ドスッ
「い゛ッたぁあッ!!」
異常な速さでチョップいただきました。痛いです、クラクラします。
「普通に呼べ」
「暴力、反対、、」
「グリムジョーでいい」
「人の話聞いてませんよね、グリムジョーさん」
「さん、はいらねぇ。気持ちわりぃからやめろ」
「グリムジョー…」
「あぁ、なんだ」
ニヤリ
ああ、また笑った。
この顔、すごく綺麗。
もっと見ていたいな。
なんて、変なの私。
こんな得体の知れない偉そうな男、全然趣味じゃな…
バッタン!!
チョップで気を失うとかちょっと恥ずかしくて誰にも言えない。
なんて、朦朧とする意識の中考えながら、暗転。
(視界が暗闇に覆われる刹那)
(空色を感じた)
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