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赤司



「何をしてるんだ?名前」
「あ!赤司くん。」
「へへ!デコポッキーとやらを作ってみましたー!じゃーん!」
「デコポッキー?」
「普通のポッキーに色々くっ付けて飾るだけなんだけどね。昨日作って来たんだ!可愛いでしょ?」
「ふーん」
「見て見て!色んなのがあるんだよ!」
「うん?」
「ほら!これはバスケットボール型のクッキーくっ付けたんだよ」
「へえ」
「これは帝光ユニで、こっちは将棋の駒!」
「そうか」
「んー。反応が薄い…」
「そんな事はない。上手いじゃないか」
「へへ、ありがとう」
「で、勿論これは俺の為に?」
「!!う、うん」
「分かりやすいな。俺に関わる物ばかりだ」
「赤司くんに、喜んで貰えるかなと思って」
「ありがとう」
「!!!っどういたしまして!」
「おいで。帰ろう」
「うん!あ、でも今日部活は?」
「休みだ。今日は沢山名前と過ごす時間がある」
「!」
「たっぷりお礼しなければならないな」
「そ、そんな気にしなくても」
「いや、遠慮はするな」
「遠慮なんてしてません、はい」
「つべこべ言わずに帰るよ」
「は、はいぃっ」






「お礼っていったいなんでしょうか」
「お礼って割に凄い圧力感じるッス!」
「おいおい、名前大丈夫かよ」
「食べられちゃうんじゃないのー?名前ちんが」
「なっ!紫原!!黙るのだよっ」
END

20131111



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