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黄瀬



「名前っち!」
「あ、涼太。どしたの?」
「今日なんの日か知ってるッスか?」
「知ってるよ!ポッキーの日でしょ?」
「さすが!正解ッス!」
「お、それでポッキー買って来たんだ?」
「ああ、これはさっきファンのコから貰ったんス!」
「…」
「それで何の日かってのもさっき教えて貰ったんスよ」
「…」
「名前っち、一緒に食べよ?」
「…私いらない」
「え!?ポッキー嫌いなんスか?」
「ポッキーは大好き」
「え、じゃあ」
「涼太が嫌い」
「えええぇぇええっ!?」
「嫌い」
「なななななんでッスか!?」
「知らない」
「ええ!?名前っち!?」
「煩い、あっち行って」
「なっ!俺の事嫌いってそんな!ちょっと待って!」
「ふんっ」
「名前っち〜!!」


-次の休み時間
「…何?」
「名前っち、ポッキー食べよ?」
「(イラ)だから、いらない」
「さっき買って来たんス!!」
「え」
「さっき俺が自分で買って来たんス!!」
「…涼太」
「だから嫌いにならないでぅああああああ」
「ちょ!涼太!?分かったから!嫌いにならないし、一緒に食べるから!」
「わぁん!名前っちぃ!!」
「ぎゃっ!!」





「…情けないのだよ」
「無性に腹立つのは俺だけか?」
「大丈夫ですよ、青峰くん。誰でもイラッとすると思います」
「俺らが教えてやらなかったらどうなっていただろうね」
「知らなーい。名前ちんも大変だよねー」
END

20131111



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