■インチキ効果もいい加減にしやがれ!
(クロウvs遊馬)
「オレは手札から、デルタ・クロウ-アンチ・リバースを発動するぜ!お前の場にセットされてる魔法・罠カードをすべて破壊!」
「ちょ、ま、えええ!?」
「バトル!BF-黒槍のブラストで、ベビー・トラゴンを攻撃!貫通ダメージを与えるぜ!」
「か、貫通ダメージ!?」
「さらにBF-疾風のゲイルと、BF-大旆のヴァーユでダイレクトアタック!」
「うわああああ!」
「リバースカード・オープン!トラップ発動!緊急同調!」
「き、きんきゅー…」
「このカードはバトルフェイズ中にシンクロ召喚ができる!オレはBF-黒槍のブラストに、BF-疾風のゲイルをチューニング!黒き旋風よ、天空へ駆け上がる翼となれ!シンクロ召喚!BF-アーマード・ウィング!」
「そんなんありぃ!?」
「行け!アーマード・ウィングで、遊馬にダイレクトアタック!」
『ふむ。完膚なきまでに叩きのめされたな、遊馬』
「う、うっそ〜……アリかよこんなのぉ〜!」
「いよっしゃ!オレの勝ちだな!」
「どーゆーことだよクロウさん!トラップカードは一度場に伏せないと発動できないんじゃないの!?なんだよデルタなんちゃらって!」
「デルタ・クロウ-アンチ・リバースな。このカードは、フィールドにブラックフェザーと名のついたモンスターが3体以上存在する時、手札から発動できるんだぜ。逆にブラックフェザーが場にいないと発動できねえけどな」
「そんなぁ…ううう、何も伏せてないと思って油断してた…くそー、トラップさえ発動できれば……」
「ま、このクロウ様に勝つにはまだまだ修行が足らねえな!」
「子供相手にあんな壊れカードを使っておいてよくもまあいけしゃあしゃあと言えるよね」
「言ってやるなブルーノ。クロウはデュエルにはいつも本気の男なんだ」
「だってあんなブラックフェザー専用ハーピィの羽根箒……」
「しかも子供相手に【アロマ・コントロール】デッキだったわね」
「…………、クロウは昔……あまり鬼柳と、デュエル、されたがらなかったな……」
「うん、その鬼柳さん大正解」
―――――――――
てつお「トラップは一回伏せなきゃ絶対発動できないんだ」
みたいなことを聞いて突発ネタ。手札トラップと言えばゾーン様、クロウは墓地トラップなイメージがなんとなく強いんですが、デルタ・クロウもなかなか鬼畜だったと思い。本当にあのBF版ハーピィの羽根箒はどうにかならないのだろうか…。