「…………最悪」

「こっちのセリフだ」


へーわさんと遭遇してしまった。ていうか、へーわさんっていつもバーテン服なの?服ないの?かわいそー。


「へーわさんの隣にいる人って誰?」

「誰が教えるかよ」

「私は猫柳タマと申します」

「おう、俺は田中トムっていうんだ。よろしくな」

「あっ、トムさ…!」

「えへへ、トムさんよろしくお願いします」

「…………お前、俺の前とは全然違うな」

へーわさんに睨まれたけど知らんぷり。だってへーわさんのこと嫌いだもん!ぬ、そういえば!


「学校行かなきゃ!」

「中学生だからといってサボんなよ」

「高校生ですよ死ね」

「てめ…!」
「じゃートムさんとへーわさんさようなら!」


猛スピードで走る、トムさんは苦笑しながら手を振ってくれた。優しいなあ。


「へーわさんも、トムさんを見習えばいいのに」

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