tennis | ナノ


※会話文のみ


「おー、みんな揃ったみたいやな」

「なあ白石ー、ポッキー使った遊びって何やるん!?」

「それはこれからのお楽しみやで、金ちゃん。ほな、みんな知ってるやろうけど、ポッキーゲームやらへん?」

「な、ポッキーゲームってあれか!両端からふたりでポッキー口に挟んで近づくやつ…」

「おん、せやで!ちなみにペアはアミダで決めるでー」

「嫌や!俺は小春とするんや!」

「グダグダ言うんやないで一氏ィ!おとなしく言うこと聞けんのかい!」

「こ、小春う…」

「…部長、どうにかして名前先輩とやらせてください」

「それは無理やなあ。ま、自分の運に任せとき」

「なあ白石、俺かて、いくら顔が綺麗でも白石とはやりたくないで」

「ほー、今日の部活は謙也だけ校庭100周したいんやな」

「ごめんなさい是非やらせてください白石様」

「ま、俺やって謙也とはしたくないけどな!」

「あら蔵りん、なら私とやらない?」

「丁重にお断りしとくわ」

「あらもう…蔵りんったら」

「あー、じゃあアミダやってくでー。運やから恨みっこなしで行くで!」

―2分後

「よし、じゃあ発表してくからよく聞いてるんやで」

「…なんか嫌な予感しかしないわ…。どないしよ」

「まず最初な?えー、謙也、財前ペア」

「げっ」

「うぉっ、ほんまかいな…」

「次、ユウジと名前!」

「はぁ!?小春やないんか!」

「ユウくんかあ…よろしくね」

「よろしくも何も、唇同士がくっつくんやろ!?彼氏でもないんにそないなことできる訳あるか!」

「まあ、いいやんか…俺なんて相手財前やで」

「それ俺のセリフですわ」

「ほな次、銀さんと小春ペア!珍しい組み合わせやなあ」

「…よろしく頼む、小春はん」

「私こそ、よろしくねん!」

「そして次は…俺と金ちゃんか。ん?これで全員か?小石川は委員会やなんや言うて居ないからなあ」

「ワイは白石とかー!楽しそうやんなあ!」

「おん、よろしくな金ちゃん」

「えっと…多分、小石川くんを除けば全員だよ」

「ほな、なら早速始めよか!1番立候補は居るか?」

「…俺と名前でやる」

「お、珍しいなあ、ユウジ」

「…別に、早よ終わらせたいだけや」

「よし、それじゃポッキーくわえて…」

「…ん、」

「…、」

「かかか顔、顔近すぎやないんか!」

「煩いで謙也。仕方ないやろ、ポッキー自体短いんやし」

「んん…、複雑や…」

「…ほな、ポッキーゲーム開始や!」

―ポキッ、

「かかかかかか顔が顔が!」

「…財前、そこらへんにあるガムテープで謙也の口塞いどいてや」

「了解っすわ」

「ちょお待てや!喋れないやろ…むぐ」

―ポキ

「!!!!」

「ちょ、部長…!」

―ちゅ、

「ん、ごちそうさん」

「ったく、仕方なく変わってやったんやからな」

「っはは、すまんなあ、ユウジ」
「全くや」

「え、え…今の」

「ん、ユウジと変わってもらったんやで。お前は俺の彼女やもんなー?」

「…う、ん」

「え…部長の彼女やったんですか、名前先輩…」

「ぬふぇふぁふぇひほふんややいへ!(抜け駆けしとるんやないで!)」

「まあまあ、っちゅーことでそういう訳やから。ほな部活やるでー」

「卑怯っすわ、部長!」

「はは、卑怯で結構やん」







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1日過ぎてしまいましたが
ポッキーの日に因んだポッキーゲーム!
書いてから千歳がいないのに気付きました…、
千歳ファンの皆さますみません!!

20111112