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(財前視点)


「名前ー…、ぎゅーしてやー…名前不足で死んでまうで」

「え、く、蔵くん、ほらぎゅー」

「ぎゅー、っはは、あったかいなあ」

「っ、もう…」



何なんやこのバカップルは。
ここが何処なのか理解した上でやってるんやろか。



「ほら、蔵くん部活は?財前くんがこっち見てるよ」

「んー?財前?何処に居るんや、財前なんか」



なんかって何スかなんかって。
こんなんクラスの女子が見たら卒倒しそうなくらい甘えたモード炸裂やないですか。
名前先輩困ってはりますから離したってくださいよ、部長。



「っ蔵くん!」

「…なん?」

「これ以上甘えん坊みたいなことしたら、1週間お触り禁止だよ!もちろん、手繋ぐのもだめ!」

「…、や、やめればええんやろ…(手繋ぐのすら禁止なんは我慢出来へん…)」



弱っ。部長弱っ。
名前先輩に言いくるめられとるわ…なんやこの光景。



「じゃあ部活行ってくるわ、…一緒、帰ろな?」

「うん、部活頑張ってね!」

「おん、じゃあまた後でな」


そう言った部長の後を続き出て行こうとすると、名前先輩に呼び止められた。



「あ、財前くん!」

「…どうしたんです?」

「さっきはごめんね…?蔵くん、たまに…というか、いきなり甘えたになっちゃう時があるの。こんなこと、彼女のわたししか知らない特権だよね!だから、蔵くんが甘えたになる時、すごく幸せを感じるの」



そう、ほわほわした笑顔で言うもんやから、
…少しだけ、部長が羨ましくなった。
そんな俺は名前先輩に「さいですか。それはよかったですね」と、ぶっきらぼうに返事を返してしまった。
そうしないと、顔の赤みが名前先輩にばれてしまいそうやったから。



(部長、)
(どうしたん、財前)
(俺、部長が羨ましいですわ)
(は?いきなり何なん?)
(や、気にせんといてください)
(…?)


20111108
初の蔵夢で視点が財前/(^o^)\
関西弁よくわからない…。
この話で伝えたかったのは、
蔵は彼女さんの前では甘えたになりそうだよね!ってことでした。
わかりにくくてすみません!