11/15 18:10

 久々の日記。今日これと言ったことがあった訳ではない。何となく文章が書きたくなっただけである。ここまで書いて自分はその日あったことを記録するのではなく思ったことを思ったように書くのが好きなのだと気付く。意味もなくつらつら連ねるのは楽しい。兼好法師もこういう気分で書いていたのだろうか。徒然なるままに。

 受験勉強も佳境に入ってくる時期だが私は相変わらずの日々を過ごしている。成績は上がっているのか分からない。劇的に変わったということはなく少しずつ、少しずつ変わってきている。そういうものが積り積もってきているのか分からないが今、自分がどこにいるのか分からない。冬の寒さが身に染みる。何時間も勉強しているのにあまり参考書のページ数は変わっていない。これで大丈夫なのだろうかと思う。
 そんなことをもんもんと思っていたら、ある友人が大学に受かったそうだ。しかも自分の第一志望と同じレベルの大学。焦りを感じたのと同時に久しぶりに周りの様子を見れた気分になった。まとわりつくような寒さはなくって初めて冬を感じた。寒いなあ、と。もうやるしかないのだ。やれるだけのことをする。周りも私と同じ様に焦っているのだから。泥沼は遠くのものように思えた。
 お風呂の湯気に包まれたい。きっと極楽だろう。こう毎日貫くような寒さなら自分を保っていられる。あと少し。





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