2012/05/25 02:36 少年誌であれ少女誌であれ、どの雑誌にも読者側の好みというものがあります。そして、好みに左右されても基本的な法則というものがあると思います。 漫画はまず絵としての情報が飛び込んでくるものですから、見た目というのはとても大切です。 特に人物は漫画のメインです。 男の子は男の子らしく、女の子は女の子らしく、たとえ女の子っぽい男の子だったとしても、性別は何らかの形でハッキリさせなければいけません。そして、その時その時の世間の情報なども取り入れて性格付けに合ったデザインが必要です。 これは仕草や立ち方などでカバーできたりしますが、特に主人公の場合は見た目の設定も厳しいチェックが入ります。 *例えば、お話の中でどんなに可愛い可愛いとモテはやされても、第三者がそのキャラを見て可愛いと思えなければ失敗です。 美砂は一番最初の投稿作で、キャラクターの見た目が可愛くないとの指摘を受けました。 絵の技術が今よりも低レベルだったというのも要因ですが、少女誌としてはあまり受け入れられないキャラデザインだったことが一番の指摘材料だったようです。 そこで美砂が工夫したのは、顔のパーツです。 単純に、目が大きければ可愛く見えるだろうとか(笑)そういう視点でやってみました。 しかし、それまで描いていたバランスとは明らかに変わってしまうため、一人描くだけで未だに苦戦します。要練習ですね。 でもこの作戦(?)のおかげで、批評で好評価をいただき「見た目が可愛くない」という問題は解決されました。 らしさを表すために、仕草、ポーズなども自然に描けると強みになります。 立ち方一つ、座り方一つ、手の形などもいろんな角度からいろんな形で描けると好評価がもらえたりします。 批評をくださる編集者の方は、ファッションセンスなども見ています。 美砂はイマイチその辺の趣味に自信が無い方ですが、テレビや雑誌など研究材料はたくさん転がっているので、参考にしてみるといいと思います。 キャラクターの描き分けは、出来るととても強みになると思います。 美砂の場合は目の描き方や体格、髪形などで分けていますが、人数が多いと見分けがつかなくなることが多々あります。 そんな時は、やはり仕草や性格に合った行動などで表現したりします。 プロの方でも、低年齢向けの雑誌などでは同じ顔で性別のハッキリしないパターンが目立っていたりするので、出来るようになりたいと思っている側としては気になります。 やはり研究と練習が大切なんだと思います。 コメント(0) |