第三段階*ペン入れ
2012/06/10 15:23

美砂は、自分の作画ペースを考慮して、サイトでは主にボールペンで描いています。

これは素早く手軽に描き上げたいという考えはもちろんのこと、それ以外に、ペン先が消耗品であるが故に極力、画材の費用を抑えたいという意図があります。

きちんとしたペンを使う練習は必要ですが、そこは、元々の作画能力を鍛えてからという考えもあり、そうしています。

投稿作においてはボールペンでの作画は許されませんので、これから初めて使ってみようと思っている方のために、少し細かく紹介したいと思います。

(※どこかの国の方がボールペンだけで作品を仕上げ、投稿されたことがあるという話も聞いたことがありますが、その場合どういう対応をされるのかは美砂にはわかりません。)



《ペン先の扱い方について》

ペン先は軸に差し込んで、インクまたは墨汁を先につけて使用します。



買ってすぐはインクが垂れやすいので、実際に描く前に一度インク等をつけ、すぐにティッシュでふき取り、自分の指先でペン先を挟んで撫でるようにして馴染ませてから使います。

こうすることでインクが垂れにくくなります。

使い始めてからも常にペンの先はこまめにふき取り、同じ作業を繰り返しながら描いていきます。

(※もし拭き取らずにそのまま使おうとしても、乾いたインクで先が固まり、綺麗な線が引けなくなります。)

ペン入れを始めるときには、必ず拭き取るためのティッシュが必要。更に、ペン先を傷めないためにも、原稿を汚さないためにも、手元や紙の周りは清潔にしておきます。


では、美砂が実際に使用しているペン先を紹介していきます。


@カブラペン


これは線に強弱をつけず太めの線を描きたいときに使います。
使用頻度はかなり少ないですが、ギャグ絵を描く際に重宝しています。
ほとんど使用していないため、まだ一度も交換していません(笑


AGペン


これは強弱をつけた滑らかな線が引ける主力ペン先です。
使い始めは人物の体や衣服など、先がすり減ってきたら枠線や吹き出しを描く時に使います。
少年漫画ではこれだけで全てを描く人もいるそうです。


B丸ペン


これはとても細い線が描けるペン先です。
細かい絵や背景、人物の髪や瞳を描き込む時に使います。
丸ペンは少女漫画の必需品。繊細な描写のために欠かせない道具です。
ペン先自体がとても細く小さく脆いため、買ったばかりなのに廃棄なんてこともよくあります。
購入の際はよく吟味して、扱う時は丁寧に、が基本。

(※このAとBは全てのコマで活躍するペン先ですし、消耗も激しいです。価格についても、使用頻度、交換頻度を考えるとそう安くはありません。


もしかしたらご存じ無い方のために書きますが、ペン先は使用状態により交換が必要です。

筆圧など使い方にもよりますが、美砂の場合、Gペンは線が若干太くなってきた感じがしたら。丸ペンは線が掠れやすくなってきたら交換していました。

(※交換の際、ペンの先をよく見るとすり減っている事が確認できる筈です。

ここで紹介する意外にも種類はありますし、どのペン先を使うか、どのタイミングで交換するかも各個人の判断ですので、まずは色々と試してみて用途に合った使いやすいものを用意すると良いと思います。


これらを使って全てのページの描き込みが終了したら、インクが渇くのを待って下絵を消しゴムで消す作業をします。

枚数が多かったり下絵が濃いなどの場合は、結構な重労働になりますので、うっかり原稿を破ってしまわないように気をつけましょう(笑









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