照くんのライヴ日誌(CRIMSON Baby 番外編) |
○月×日 曇り 今日の客入りも上々。 降りそうで降らない曖昧な空だったが、箱の中じゃ関係ないらしい。 そういえば今日もステージでは小さな事件が起こっていた。 一舞のパンチラだ。 テンションが最高潮になったあたりでいつも暴れ回っているから、こういう事はそう珍しくも無いんだが、咄嗟に逸らした俺の視界に映った涼が、それをガン見していたのが印象的だった。 あれは驚いていたというのも、瞬時に怒りの沸点を振り切ったというのもあるかもしれないが、なんだかちょっと嬉しそうでもあったぞ。 良かったな。涼。 ちなみに俺は、あとで香澄に蹴られた。 「見てんじゃないの!」って怒られた。 損した気分だ。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 涼 「おい。なんだこの日誌」 照 「ありのままを綴っただけだぞ」 涼 「もうすこし包めよ。つーか嬉しそうだったとかわけわかんねー事書いてんじゃねぇぞおい」 照 「だってちょっと口元ニヤけてたぞお前」 涼 「違う!」 一舞 「なに?喧嘩?」 照 「いんや。涼が勝手に怒ってるだけだ」 涼 「お前のせいだろ!いや、つーか一番悪いのは一舞だからな!」 一舞 「えー!?なんで!?超とばっちりじゃん!」 涼 「お前が人前でパンツ見せるから悪い!」 一舞 「な!?」 涼 「女だっていう自覚無さすぎなんだよばーか!」 一舞 「むっかー!ちょっと!照ちゃんそれ見せて!」 照 「お、おう」つ日誌 一舞 「・・・・」 涼 「ったくよー。毎回毎回見せすぎなんだよ。大安売りしてんじゃねぇっつーの」 一舞 「・・・・」 涼 「俺らは後ろで見ててヒヤヒヤもんなんだぞ。なぁ?照」 照 「ま、まぁな・・・」 一舞 「・・・ふぅん」 涼 「・・・・」 一舞 「涼ちゃんのえっち」 涼 「はぁ〜!?」 一舞 「てかさぁ。ぶっちゃけ涼ちゃんだってあたしの事ばっかり言えないんじゃないの?」 涼 「なんでだよ!」 一舞 「言っとくけどね。涼ちゃんのライヴ中のパフォーマンス。かなり評判悪いからね」 涼 「なんだと!?」 一舞 「まず、常にどこかしら肌蹴てるの。あれ、由紀ちゃんあたりかなり迷惑してるから」 涼 「え」 蓮 「むっ!?」 洋 「お前が反応すんなっつの」笑 一舞 「見てる方が恥ずかしくて、いつもライヴ観れないって言ってたよ。蓮ちゃんのステージング観たがってるのに可哀相〜」 涼 「・・・・」 蓮 「・・・貴様のせいか」 洋 「だからお前しゃしゃんなって」笑 一舞 「あと、ライヴ中に何度も何度も中指立てるやつ。あれも美樹ちゃんがドン引きしてたからね」 涼 「ぐっ」 洋 「おい聞き捨てならねぇな」 蓮 「貴様も黙れ」 一舞 「その迷惑度に比べたらあたしのパンツなんてたかが知れてるでしょ?なんであたしばっか攻められるわけ?おかしいじゃん」 照 「いや、パンツも充分マズイって。俺蹴られてるし」 一舞 「見なきゃいいでしょ」 照 「無理あるぞそれ。俺はお前の真後ろなんだから」 涼 「充分後方の俺等に迷惑かけてっからなお前も。少しは反省しろよ」 一舞 「先輩も反省してくださいよ」 涼 「先輩って言うな!」 蓮 「貴様ら揃いも揃って随分おいしいポジションじゃないか。代われ。それで解決する」 洋 「それ俺も同意見な。サイドは見えねぇんだよくっそ」 香澄 「・・・ゆっきーと美樹ちゃんにチクっちゃお」 蓮&洋 「「待てコラそこのチビ!」」 (終われw) *************************** えーとw いつぞや相互様とお話してたことのある喧嘩ネタ・・・になるはずだったやーつw 涼ちゃんと一舞が喧嘩するとどうなるのかなっていうのをテーマにしてた筈なんだけどもですねw 喧嘩にならねぇwww 涼ちゃん弱すぎてもうアレですねwww まあこの後しばらくは涼ちゃんと一舞だけツンケンしてたりするんでしょうけども。 きっと長くは続かないだろうなw お粗末様でした。 |