「気付いてっ!?」


葉月は思わず自身の口から出た言葉に、やってしまった、と後悔した。


雲雀が次の言葉を口にするまえに慌てて応接室を飛び出す。
クスクスと笑う雲雀を背に。


ちらりと彼がまた下を見れば。
視線も既に消えていた。


明日からはもう感じないだろう。
鬱陶しいそれは。








正しい恋の殺し方
(そしてまた一つ)
(淡い恋心が無残にも消えてしまった)

お題拝借:Romantic Wars 様






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