「でも本当はパーティーに興味があるんです。よければ作法やイタリア語も少し教えてくれませんか?」


「アルバイト、お断りしますから」と小声で伝えれば。
想定内だと言いたげに彼等は私の腰に手を回した。
獲物を逃がさない肉食獣のように。


本当は、彼等と関わりたくない一心で年末年始のシフトを入れたのだけれど。
どうやら今回のトラップは失敗のようだ。




Una lettera di invito
(何なら僕が話をつけようか?)
(この程度で逃げられると思ったら大間違いですよ)
(……バレてましたか)






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