リボーン君、何だか私、大変なことになっています。
「ほら、いい加減大人しくして」
むわっとした湿気の部屋、もといお風呂に同級生に連れ込まれたなんて知られたら、恥ずかしくて明日から登校出来ませんっ!
あの後、結局リボーン君に話をはぐらかされて。
でも多少不機嫌が直った雲雀さんと彼の自宅に戻ったら。
部屋に戻ることなく直接お風呂場に連れ込まれた。
いや、お風呂は好きです。
さっぱりするし気持ち良いし。
けれど今はそんなことを言っている状況ではない。
どれだけ考えても私一人でお風呂に入らせてくれるわけがないから。
「うん、良い子だね」
絶賛シャンプー中。
目を開けなくても分かるあわあわな感じ。
きっとヒバードはこんな風にきちんとお風呂に入っているのだろう。
だから黄色の毛があんなにふわふわでもこもこなんだ。
けれどヒバードと私は違う。
この後待っている、お湯で泡を落としたら間違っても目を開けてはいけない。
目を開けたら待っているのは、雲雀さんのは、は、は、はだっ、
「はい、流すよ」
「ぴ、ぴよーーーー!!」