「葉月、僕は性欲を何とかしたいんだ」
「それは、つまり……」
「うん、セックスしたい」
わぉ。
発言もビックリだけど、委員長に性欲があることがビックリだ。
委員長の三大欲求って、食欲・睡眠欲・咬み殺す欲って感じだし。
「どう思ってるかだだ漏れだけど、一応僕も健全な十代の男子だよ。今、性欲なかったら問題でしょ」
「確かに」
ひとしきり納得した所で委員長が隣に移動してきた。
確かにいくら応接室でも、あんまり下品な発言は慎まないとね。
これでも私達、中学生だし、十五歳未満だし。
「同意してくれて嬉しいよ」
「私も重要な案件に関われて光栄です」
では、早速──
「好きなカード選んでください!」
こんな日が来ると思って○ife Card作っておいて良かった。
神様ありがとう!!
「ナニコレ?プレイでも選択するの?」
委員長が不思議そうに引いたカードに書かれていたのは──
「流石、委員長!ディーノさんを引くとは!!D18ですか!!師弟愛サイコー!!!」