結果は良好。
初めてにして、必死に飲み込むその締め付けに彼は満足だった。
「ちが、」
「そうですか。では気持ち良くなりなさい」
「うあっ!」
ぐんと子宮口に押し付ける。
シーツを必死に握る手に、手を添えて互いの指を絡ませ子供にするような軽いキスを何度も送って。
簡単に酸欠になるハヅキにインゴが苦笑した。
こんなにキスが苦手な大人がいるものか、と。
無理矢理行為に及んだとはいえ、インゴは優しかった。
ハヅキが痛がったのも初めのうちだけ。
たくさんのキスと彼女に合わせた対応は、彼が経験で得た事以外の何物でもない。
それでもこの場にエメットがいれば“インゴらしくない。気持ち悪ッ!”と言いそうな程、丁寧だった。
だが。
初体験のハヅキにそんなことを理解出来る余裕があるはずもなかった。
「やだっ、やめっ…………ノ、ボリボスッ」
助けを請う、その言葉にインゴが固まる。
この状況で他の男の、ましてやノボリの名を呼ぶことがどういうことか。
ハヅキの両足を掬い、更に奥に押し付ける。
その深さにハヅキがインゴを見ると、