三人がこちらを見る。
うん、馬鹿な考えかもしれないけれどこれが一番簡単でシンプルだ。


「つまり、ボス達のところまでトレーナーが連勝しなければ、書類は無事に終わるということですよね?ならシンプルにいきましょう!
トレインは一種類でトリプルバトルのみ。こちらの要員は私達駅員で全力で食い止めます。それでももし、ボス達のところに行き着いてしまった場合、ボス達の秘蔵っ子を投入しましょう!」


ふふん。
隠しても無駄だ。
ボス達はまがりなりにも廃人の見本であり、廃人としての最終形態。
その二人が“彼等”だけで満足するはずがないのだ。
それもただの6Vでは。


「秘蔵っ子って、まさかお前っ」


「そうです!パソコンの中の彼等です。準伝ポケから色違いまで。当然今までのルールに乗っ取ったポケモン以外でバトルすれば、先ず間違いなく瞬殺でしょう!BPは何時もの十倍とかにすれば完璧です」


「……完全に、背水の陣やな」


がくりとうなだれるクラウドさん。
確かにこれで私達駅員の年末は無くなった。
完徹決定だ。
けれど来年、年始からあの大量の書類処理に終われたくない。
ならば、まだポケモンバトルの方がマシだ。




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