「…………痛く、しないでっ、ん!」
小さな声で求められた答えは甘くて心地好い。
軽い触れるだけのキスを何度も君に落とせば。
困惑の中にもとろりと欲に溶け出した反応を返してきた。
「ひっ……やああっ!」
くちゅんと厭らしい水音が響く。
熱い胎内が僕を締め付けて逃がそうとしない。
何度性行為をしても、君は何時も初めての時のように戸惑い、恥ずかしがる。
それとは反対に僕しか知らない身体は厭らしく、僕のためだけに誂えたかのように悦ばせてくれて。
何処をどうしても、名前はびくびく震えて反応するようになった。
背後から動物のように押し倒し。
倒れ込んでいる上半身は、綺麗に膨らんだ胸元をシーツに押し付けて、お尻だけ上げて感じている姿は僕好みに程よく支配欲を満たす。
先に注いだ僕の精液を太股から膝までしっかり垂らして。
それでも逃げようとしない名前に心地好さを感じていた。
「君は何時も美味しいね。んっ、もっと食べたいな」
「っ、もう………っ」
ぽろぽろ涙が落ちていく。
堪らない。
泣いても叫んでも僕を拒絶しないその全てが。