「…………っ!?」


躊躇いなく雲雀のモノを名前の最奥まで挿入した。


──い、い、痛いっ!!
名前の下半身がジンジンして、人生で受けたことのないくらいの強烈な痛みが駆け巡る。
思わず痛みから逃げたくて、必死に雲雀の身体に抱き着いた。


しばらくそのままで身体の痛みと唇から送られる熱に集中していると、ふっと息をはいて銀の糸を引いた雲雀が身体から離れていく。
それが何故かとても怖くて、慌てて彼の胸元に手を置いた。


「ふふっ。可愛いね。ほら、手はこっち」


優しく誘導されて、たいして力の入らない名前の手は、かろうじて雲雀の首に縋り付く。
普段そこまで近付かないのに吐息がかかるその位置に戸惑いはなかった。


それから程なくして、ゆっくりと雲雀が動き始めると合わせるように身体に痛みが伴う。
唇を噛み締める度にキスを送られ、痛みに自らの手を握る度に背中を優しく撫でられて。
溶けるような初めての快楽にゆっくりゆっくりと、しかし確実に堕とされていき。


気が付けば聞いたことのない甘ったるい声が止まらなかった。


「ふああっ、あんっ」


「そう、上手。もっと感じて」



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