──そう考えるとリーヴェは少しは昔に戻ってきてるのか。


安堵するヨザックを横にリーヴェは少し緊張した面持ちで執務室へ向かう。
彼女も執務室にコンラートがいることは知っているし、先程から彼の気配も感じていた。
頭では理解していても、心が付いていかないのか、執務室に近付く度、表情は強張っていき。


そんなリーヴェに気付いていても何も言うことが出来ないヨザックは内心苦しい思いをした。


──だがこれはリーヴェが超えなければいけない壁だ。


二人は意を決して執務室の扉を開けた。





友人
(どれだけの時が経とうとも)



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