“東洋では、それがマナーなのですかな?”
そう、耳に直接注がれる声は、日本人ではあまり見かけない西洋人特有の低さと厭らしさを感じる。
無意識に身体がブルッと震えた。


気が付けば、鏡の中の優しいスネイプ教授は何時の間にか消えていた。
代わりにいたのは。
相変わらず幸せそうに微笑む、鏡の中の私と、本物の私の身体に腕を回して蛇のように絡み付く、見慣れたスネイプ教授の。
なんとも奇妙な姿だった。






鏡の中の私が笑った
(本当の)
(願いはなぁに?)

お題拝借:森blog より




TOP|→


×
「#オリジナル」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -