「それはハリーを心配しているからだよ?その……彼とは色々あるからね」


ルーピンはハヅキの可愛らしい嫉妬を微笑ましく思う反面、スネイプがハリーに執着する理由を作ってしまったことに後悔をした。
自分達が学生時代にスネイプをからかったりしなければ何か違う未来があったかもしれない。
それはスネイプにも、そして……自分達にも。


「色々って何?私との“色々”より、ハリー・ポッターとの“色々”の方が大切なの!?」


だが勿論そんなことを知らないハヅキからしたら、スネイプの極度の執着ぶりに嫌でも嫉妬してしまうのだろう。
そのためルーピンが赴任してきて二人の秘密がばれてからというもの、彼女はほぼ毎日のように愚痴と、たまの惚気を吐き出すのであった。


ルーピンは甘くした紅茶を飲むと少し悪戯っぽく瞳を細めて、内緒話をするように唇に人差し指を置き、少し小さな声で提案をした。


「……じゃあ、セブルスにも君と同じ思いをさせるのはどうかな?」



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