「始めまして、名字さん。私はここの院長を勤めてる宮田と申します。」

『はい。よろしくお願いします。』

彼女の名前は名字名前。前までは、都会の病院で医師をしていたそうだが、何かの拍子でこの田舎の羽生田村に引っ越してきた。
この女もわざわざこの村を選ぶなんてもの好きだな


「この村では、病院はここしかありません。大変だと思いますが、頑張ってください。」

宮田は表情も声の抑揚も変えずに眈々と答えた。


『はい!よろしくお願いします!』


それが、宮田と名字の出会いの始まりだった。




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