行動で示せばいい 突然勢いよく麦藁屋が転がり込んで来たと思えば、どうしても聞きたいことがあるという。思うに誰かに何か吹き込まれたんだろう。子供みたいに純粋な麦藁屋なら、それが何であろうとも受け入れてしまいそうだ。 「どうした?」 「ローって、変態なのか!?」 「…はあ?」 誰だ麦藁屋にそんなこと言ったのは!!こんなことで今日から麦藁屋に距離を置かれたらどうしてくれよう。チラリと麦藁屋を見れば、期待に満ちた眼でオレを見つめている。 「…ならオレが本当に変態だったらどうする?」 「え?あー…んー。多分平気だ。」 「平気?」 「おれの船にも海パン一丁の変態いるから。」 「…そうか。」 そうだった。相手がどんなにおかしかろうと、コイツは全てが規格外。普通、常識だなんて言葉は当てはまらない。だから面白い。 「なあ、結局どうなんだよー。」 「そんなに知りたけりゃ実際に体験すべきだな。」 「?」 座っていたソファに麦藁屋を押し付け、その上に覆い被さる。額、鼻先、首筋と犬のように舐めてやれば、色気もなく麦藁屋は笑った。 「はは!くっ、くすぐってえよロー!」 「馬鹿、こういう時はもっと鳴くもんだ。」 そうして薄い唇に吸い付いた。 (オレが変態なんて誰に聞いたんだ?) (キッド。なんか気をつけろって。) (ユースタス屋め…) ****** 初ロール短文。 ローの口調が分からない。 |