彼は自分が怖いと言った。

「たまに違うんだ、私じゃないんだ、水たまりで笑って、それで胸の中に入ってくるんだ。本当だよ?私は嘘などつかないだろう、夜になると風呂の中で気味悪く笑ってるんだ、こっちを見て話しかけてくるんだ。何、普通の会話だよ、こんにちは、だけど、だけどね、奴は恐ろしいことを言うんだ、何だと思う?“赤毛の少年と話がしたい”、なんて、ふざけてるだろう、言ってやったんだ、あれは私のだって、渡すものかって、そしたらまた私の胸の中に入ってきたんだ、どう思う、どう思う君はどう思う」

彼を病院へ連れて行こうかベッドに連れ込もうか、からきし興味がないので答えが出無い。

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