僕くんと俺くんの話
2014/07/24 03:23

「変わる必要があったからかわった」
つまり僕くんは「この場面も僕の領分である」と認識したわけだ
主人格がそう判断したと

僕くんていうのは俺くんの、俺くんがいらないと思う…ちょっと語弊があるな、えーとミッション遂行において不都合になりうる部分を排したものであるわけで
すなわち極論だけど勝利のために不要なもの
様々な感情
僕くんは俺くんのいびつな理想である、と、思う
悲しくて虚しい理想だけど
僕くんをあそこまで育て、成り代わり赤司征十郎たりえてくれと、俺くんが無意識にでも思ったのだとすれば悲しいよなあ

僕くんは俺くんの精神をまもるための盾なのだとは思ってる
あのとき
交代したとき
僕くんが「おや、ここは学校じゃないか。お前が居たかったところのはずなのに、もうここも僕が必要なのか。僕でなければならないならば、僕はここでも赤司征十郎であってみせよう」って
思ったのかなってことなんですよ
前のブログでもいったけど
僕くんには必要最低限の感情や回路しかない(とわたしは仮定している)んだけど、でもあまりにも僕くんのことってわかんないよね

ピンチヒッター
代打、代走
あの子は最強のそれなんだろうか
そしてそうだとしてそれをどう思っているのか

ちなみにわたしが俺くんだったらやっぱりウウウオオオアアアア!!!!!!!!って爆発してんじゃねえかなと思うので俺くんの不甲斐なさ情けなさ弱さ身勝手さはあんまり責める気は起きません
キセキは誰も、自分を持て余して、傍迷惑な子たちです
それぞれ一人で悩んで一人でひねくれていった
俺くんは心を切り離す方向にひねくれたってだけかなと
言いながら言うはしからそうかなあ?って思ってもいるけどまあそんな感じ

もうなにがなんだか





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